last update: Thu, 28 Jan 2021 04:00:04 GMT ( 4 years ago )
1.取引先の登録
取引先マスタは、「販売先」、「仕入先」の代表データ(親データ)となるものです。「販売先」、「仕入先」がひとつだとしても取引先の登録は必要です。・登録手順1)メニュー>「経理タブ」>「取引先一覧」>「新規」ボタンをクリックもしくは、メニュー>「経理タブ」>「取引先マスタ登録」をクリック取引先マスタ登録画面が表示されます。・入力欄が赤くなっている項目は必須です。・コードは任意に指定できます。(推奨5桁)※与信管理が不要な場合は、「与対」のチェックを外してください。
(与信限度、決算日、適用終了日、与信管理部門の入力必須が解除されます。)2)データの入力をして「更新」ボタンをクリックして保存します。画面が初期化されるので、入力したコードを再度入力すると登録済みのデータが表示されます。※取引先を検索すると、画面の下部に「販売先」と「仕入先」の一覧が表示され、ここからそのまま「販売先」、「仕入先」を登録することが可能です。この場合、取引先の名前、住所等がコピーできますので便利です。2.販売先の登録
販売先とは、売上取引の対象となる取引先になります。販売先マスタに登録された会社単位で、月次の台帳出力、および、請求書が発行され、入金予定データが作成されます。販売先は、取引先コードに枝番(推奨3桁)を付け加えたものになり、複数登録可能です。※販売先を登録するには、「取引先」が登録されている必要があります。・登録手順1)メニュー>「経理タブ」>「販売先一覧」>「新規」ボタンをクリックもしくは、メニュー>「経理タブ」>「販売先マスタ登録」をクリックもしくは、上述の「取引先マスタ登録画面」> 販売先一覧右上の「新規」ボタンをクリック
販売先マスタ登録画面が表示されます。・コード枝番は任意に指定できます。(推奨3桁)・入力欄が赤くなっている項目は必須です。
・販売先は取引先+枝番になるので「取引先」が登録されている必要があります。
・締切日:締め日を指定します。(25日締めであれば、25、末締めであれば31)
・都度締め:月に複数回の締め処理が必要な場合はチェックします。
・台帳出力順序:台帳上の明細の表示順を選択します。
・回収種別区分:売掛金の回収方法を指定します。(振込の場合は別途口座等の登録が必要)
・据置月:締切日から据え置く期間を指定します。
・回収条件表記:回収条件を文章で記載します。(例:月末締め翌月末払い 等)※「締日」「据置月」「支払日」の設定については「4.締日、据置、回収(支払)日の設定について」を参照してください。※取引先マスタ登録画面の「新規」ボタンから遷移した場合は、会社名等が初期値として引き継がれます。2)データの入力をして「更新」ボタンをクリックして保存します。画面が初期化されるので、入力したコードを再度入力すると登録済みのデータが表示されます。3.仕入先の登録
仕入先とは、仕入取引の対象となる取引先になります。仕入先マスタに登録された会社単位で、月次の台帳出力、および、支払予定データが作成されます。仕入先は、取引先コードに枝番(推奨3桁)を付け加えたものになり、複数登録可能です。※仕入先を登録するには、「取引先」が登録されている必要があります。・登録手順1)メニュー>「経理タブ」>「仕入先一覧」>「新規」ボタンをクリックもしくは、メニュー>「経理タブ」>「仕入先マスタ登録」をクリックもしくは、上述の「取引先マスタ登録画面」> 仕入先一覧右上の「新規」ボタンをクリック仕入先マスタ登録画面が表示されます。・入力欄が赤くなっている項目は必須です。・コード枝番は任意に指定できます。(推奨3桁)・仕入先は取引先+枝番になるので「取引先」が登録されている必要があります。・締切日:締め日を指定します。(25日締めであれば、25、末締めであれば31)・都度締め:月に複数回の締め処理が必要な場合はチェックします。・台帳出力順序:台帳上の明細の表示順を選択します。・支払種別:買掛金の支払方法を指定します。(振込の場合は別途口座等の登録が必要)・据置月:締切日から据え置く期間を指定します。・支払条件表記:支払条件を文章で記載します。(例:月末締め翌月末払い 等)※「締日」「据置月」「支払日」の設定については「4.締日、据置、回収(支払)日の設定について」を参照してください。※取引先マスタ登録画面の「新規」ボタンから遷移した場合は、会社名等が初期値として引き継がれます。2)データの入力をして「更新」ボタンをクリックして保存します。画面が初期化されるので、入力したコードを再度入力すると登録済みのデータが表示されます。4.締日、据置、回収(支払)日の設定について
販売先、仕入先の設定の中の「締日」、「据置月」、「回収日(支払日)」の関係を記します。これらの設定は台帳出力時の「初期入金予定日(支払予定日)」の計算に利用されています。・ルール
・例「締日」<「回収(支払)日」の場合、「据置月」0は同月内となります。「締日」>=「回収(支払)日」の場合、「据置月」0は、翌月となります。末日を指定したい場合は、「31」を指定します。(28や30ではありません)20日締め、翌月末回収(支払):「締日」:20、「据置月」:1、「回収(支払)日」:31末締め、翌月末回収(支払):「締日」:31、「据置月」:0、「回収(支払)日」:3120日締め、翌月10日回収(支払):「締日」:20、「据置月」:0、「回収(支払)日」:10末締め、翌々月10日回収(支払):「締日」:31、「据置月」:1、「回収(支払)日」:105.品目の登録
品目とは、商品のカテゴリー分類をするためのデータになります。これを分けておくことで品目別の販売実績集計等が可能になります。品目別に売上、仕入等を管理したい場合に定義してください。※品目分類(これは集計とは関係ない大分類)については、「システム設定」にて定義可能です。・登録手順1)「管理者タブ」>「品目マスタ登録」を開き一覧下部の入力欄から登録します。※登録済データの編集は編集対象の行を選択し、一覧下部の入力欄で編集し「更新」ボタンを押します。※行を選択している状態から、新規の行を追加したい場合は、「リセット」ボタンを押します。6.商品の登録
商品は実際にやり取りする単位で個別に登録します。それぞれの商品は上記で作成した品目グループに属しています。選択した商品の品目によって、販売実績集計が行われます。※商品マスタ登録と商品・商品構成マスタ登録では、同じテーブルに保存されますが、保存項目が違うため注意してください。・登録手順1)「販売タブ」>「商品・構成商品一覧(もしくは商品一覧)」を開き、「新規」ボタンをクリック
もしくは、「販売タブ」>「商品・構成商品マスタ登録」を開く(商品・商品構成一覧画面)(商品一覧)
2)入力画面にて適宜情報を登録します。
(商品・商品構成マスタ登録画面)
(商品マスタ登録画面)
※構成商品(加工入力:商品付け替え、商品加工を行う)を利用する場合は「商品構成タブ」を定義します。
※加工入力等につては、別途参照。
7.倉庫の登録
倉庫は、実際に在庫がどこにあるかを把握するために登録します。※販売における在庫管理では、倉庫単位で管理がされるため、同一商品であっても倉庫が違う場合は別在庫として管理されるのでご注意ください。(参考)在庫を管理区別するキー・会社コード("kaisha_cd")・削除フラグ("_flg")
・地区コード("ck.cd")
・部コード("bu.cd")
・商品コード("shohin.cd")
・倉庫コード("souko.cd")
・在庫区分("stock_kbn")
・売上E-No("sales.entry_no")
・仕入E-No("purch.entry_no")
・仕入時倉庫コード("purch.souko.cd")
・仕入時初期倉庫コード("purch.souko_origin.cd")
・仕入時仕入先コード("purch.maker.cd")
・仕入時在庫区分("purch_stock_kbn")
・仕入先出荷日("maker_shukka_date")
・仕入先出荷番号("maker_shukka_no")
・原価税区分("cost_zei_kbn")
・原価通貨コード("cost_tsuka.cd")
・原価為替予約No("cost_kws_rsv.no")
・原価為替レート("cost_kws_rate")
・登録方法・原価単価("cost_tanka")1)「販売タブ」>「倉庫一覧」を開き「新規」ボタンクリックもしくは、「販売タブ」>「倉庫マスタ登録」をクリック2)入力画面において適宜設定をします。
(代表倉庫)
(個別倉庫)
※「倉庫区分」について
倉庫区分には、「0:代表」と「1:個別」がありそれぞれの意味合いは以下のようになっています。
0:代表
概念的な倉庫。
受発注入力において、倉庫が「代表倉庫」の場合、「引渡先」には「販売先」の情報が設定されます。
※ただし、引渡先が別途指定されている場合はそちらが優先されます。
1:個別実質的な倉庫。
受発注入力において、倉庫が「個別倉庫」の場合、「引渡先」には「指定した倉庫」の情報が設定されます。
※ただし、引渡先が別途指定されている場合はそちが優先されます。
8.受渡場所の登録
受渡場所とは、販売先への納品に際して商品を受け渡す最終場所となります。受発注入力におけるデフォルトは、「販売先」の情報が設定されます。受渡場所は、販売先(システム設定により取引先)ごとに登録します。・登録方法
・受渡場所が出力される外部向け帳票1)「販売タブ」>「受渡場所マスタ登録」を開き、「販売先(もしくは取引先)」を指定して検索後登録します。※受渡場所管理区分の設定「システム設定」>「」において単位に「TRAD」を指定すると「販売先」単位の替りに「取引先」単位で受渡場所を登録できるようになります。(デフォルトは「指定なし」もしくは「USER」となります)(売上入力画面:納品書)(売上一覧画面:一括納品書)9.引渡先の登録
引渡先とは、仕入先へ伝える納品場所となります。受発注入力におけるデフォルトは、「倉庫」の情報により制御されますが、「引渡先」が指定されている場合はその情報が優先して設定されます。引渡先は、仕入先や販売先に依存せず独自に登録します。※仕入先より、客先に直送する場合は「倉庫」は「代表倉庫」、「引渡先」に「販売先」の最終受渡場所を設定するイメージになります。・登録方法
・引渡先が出力される外部向け帳票1)「販売タブ」>「引渡先一覧」を開き、「新規」ボタンクリックもしくは、「販売タブ」>「引渡先マスタ登録」をクリック2)入力画面にて適宜設定します。(受発注入力画面:注文書)(受発注残一覧画面:一括注文書)10.摘要の登録
摘要は以下のモジュール向けに定型文のような文章などを登録しておくためのマスタになります。1.販売「受発注入力画面」、「売上入力画面」2.経費現在利用箇所なし
3.経理現在利用箇所なし
4.会計「仕訳入力画面(各仕訳区分)」・登録方法1)「販売タブ」>「摘要マスタ登録」を開き一覧下部の入力欄から登録します。※登録済データの編集は編集対象の行を選択し、一覧下部の入力欄で編集し「更新」ボタンを押します。※行を選択している状態から、新規の行を追加したい場合は、「リセット」ボタンを押します。※Tips受発注入力画面上の、適用欄は「摘要マスタ登録」に登録されている「摘要コード」を指定して呼び出す、もしくは、その場で直接入力をすることも可能です。運用状況に合わせて適宜活用してください。・摘要が出力される外部向け帳票(受発注入力画面:注文書)(受発注残一覧画面:一括注文書)
♥ 商取引を始める前にすること
商取引を始める前に、その取引で登場する以下の各情報を用意する必要があります。
・取引先マスタ:取引を行う代表拠点を登録します。・販売先マスタ:取引先マスタ+枝番で管理され、台帳出力時の請求先となります。※・仕入先マスタ:取引先マスタ+枝番で管理され、台帳出力時の支払先となります。・品目マスタ :商品を分類するための軸になります。・商品マスタ :販売先+仕入先の組み合わせに対して販売、もしくは、仕入する商品になります。・倉庫マスタ :商品を在庫として管理するための単位になります。