♦ 会計連動を利用する前に

        ※ この項目は「販売管理機能」「経費・経理機能」「会計機能」を利用するユーザーに対して、販売管理機能や経費・経理機能で入力した情報を会計機能に連動する機能を提供する際の設定についてです。
           
        (1)組織構成マスタ
        本システムの会計モジュールでは、会計専用の組織図No.「KAIKEI」の組織を参照しています。そのための設定が必要になります。

        (2)口座マスタ
        入金・支払の自動仕訳で利用されため登録が必要になります。
        口座を登録する場合、「自動仕訳設定マスタ」「科目マスタ」等も修正が必要です

        (3)科目マスタ
        標準的な科目は全て登録済みですが、コード体系が違う等あれば修正が必要です。
        科目コードを大幅変更した場合は、自動仕訳設定マスタを再定義する必要があります

        (4)細目マスタ
        普通預金、当座預金などの口座別の細目を定義します。

        (5)各種区分マスタ
        入金種別:口座限定の入金種別について修正が必要です
        支払種別:口座限定の支払種別について修正が必要です
        経費支払:外注経費のための項目を定義しています。適宜修正してください。

        (6)自動仕訳設定マスタ
        売上の計上、仕入の計上、入金・支払の計上、為替の評価、内税分離処理などの仕訳の構成を定義します。各種区分マスタと連動するため、更新には注意が必要です。
        ※必ず更新する区分:会計>為替評価・・・(編集中)

        • ■ 1.組織構成マスタの登録

          上述の「Sophieの初期設定」の項の説明を元に組織に、組織図No.が「KAIKEI」のデータを作ります。
          ※基本的には、「CHIKU」の組織と同じ構成でかまいません。
        • ■ 2.口座マスタの登録

          口座マスタは、「初期導入ツール」を利用した場合、登録時の口座が1つ登録されています。
          そのデータを修正、もしくは、新規の口座を追加する手順は以下になります。

          1)「会計管理タブ」>「口座マスタ登録」をクリックします。



          2)編集したい行をクリックすると入力画面が表示されます。(新規でも同様)



          3)画面に情報を入力して「更新」ボタンを押します。
          枠が赤くなっている部分は必須項目になります。




          ※登録した口座を「入金入力」・「支払入力」・「自動仕訳」で利用したい場合は、関連する以下のマスタも合わせて更新する必要があります。
          「入金入力」・「支払入力」: 各種区分マスタ(後述)
          「自動仕訳」 : 各種区分マスタ、自動仕訳設定マスタ(後述)

        • ■ 3.科目マスタの登録

          科目マスタも初期値としてある程度の科目が登録されています。
          科目には、以下の3つの種類があります。
          ・決算資料用の「表示用科目」
          ・仕訳科目を集計するための「集計用科目」
          ・実際に仕訳に利用する「仕訳用科目」
          適宜、不要・不足がある場合は、「科目マスタ登録画面」にて登録します。

          1)「会計管理タブ」>「科目一覧」をクリックします。


          2)「科目一覧」が表示されますので適宜検索条件をいれて検索します。(仕訳区分:仕訳用推奨)


          3)「科目コード」のリンクをクリック、もしくは、「新規」ボタンクリックで入力画面を開きます


          4)必要項目を入力して「更新」をします。
          <各項目の意味>
          ・固定部門:特定の科目に対して固定で部門を設定する場合に指定します
          ・内訳管理区分:口座別や、取引先別、細目別のような分類を指定します
          <FINALのSTATIC.UCHIWAKE_KBNにて管理しています>
          0: "0:なし",
          1: "1:当座",
          2: "2:普通",
          3: "3:通知",
          4: "4:定期",
          5: "5:細目", : 科目コードごとに「細目マスタ登録」にて選択肢を管理できます
          6: "6:販売先",
          7: "7:仕入先",
          8: "8:社員"
          ・無効: チェックをつけることで仕訳入力や帳票、勘定科目残高に表示されなくなります
          ・貸借対照表〜総勘定元帳:「1:あり」を選ぶとその帳面に出力されます
          ・集計先科目コード:どの集計科目に集計されるかを指定します。
          ・転送先科目コード:期をまたがる「当期純利益」から「前期未処分利益」への転送コードを指定します

          ※集計科目の構成について
          集計科目は多段階の階層になっています。設定の際は階層が入れ子にならないようご注意ください。
          例)
        • ■ 4.各種区分マスタの登録

          各種区分マスタとは、経費・経理・会計で利用する選択肢の登録をする画面になります。



          区分には以下のものがあります。
          ・入金:入金入力、自動仕訳にて利用される入金額の回収方法の選択肢
          ・支払:支払入力、自動仕訳にて利用される支払額の支払方法の選択肢
          ・旅費:旅費精算入力における旅費区分 
          ・交際費:交際費精算入力における交際費区分 
          ・交通費:交通費精算入力における交通費区分 
          ・その他出納:その他出納精算入力における出納区分 
          ・経費支払:経常経費(毎月の経費)や特別な支払のある経費の経費区分 
          ・受取手形:受取手形入力における手形区分 
          ・支払手形:支払手形入力における手形区分 

           
          ※なお、これらのコード値(キー)は、「自動仕訳」にて利用されているので更新した場合は合わせて「自動仕訳設定マスタ登録」の修正も行ってください。

        • ■ 5.自動仕訳の設計

          「自動仕訳」の設計では以下の要素が準備できている状態で始めます。

          ・口座マスタ
          ・科目マスタ
          ・各種区分マスタ(入金種別)
          ・各種区分マスタ(支払種別)
          ・各種区分マスタ(経費種別<旅費、交際費、交通費、その他出納、経費支払>)
          ・自動仕訳定義(auto_shiwake_FINAL)